走り去る車の残像が好みを左右する
私は青色の車に妙に執着しているのですが、その理由は未だ子供だった頃に目の前を走り抜けていった青い車の残像が目に焼き付いていて影響されているからです。地に這いつくばった様な車高の低いスポーツカータイプのクルマで、車体の青色が深みがありながらも目が覚める様に鮮やかでした。
以来、中古車を見て回る時は常にその記憶の中の青色を探し求めているわけです。車の図鑑なんかもめくってみましたが全ての車種とカラーが載っているわけではなく、当然のことながら紙の上の印刷で塗装の色を再現できるはずもなく、何というクルマだったのかは未だに分からずじまいです。
中古車の市場でも青色のボディーはやっぱり数が少ないみたいですが、5年以上経っている様な中古車でも、大変美しい青色で塗装だけ見るとかなり新しそうに見えるほどに状態の良いクルマも時々見つかります。青色と言っても実際には様々なバリエーションがあって、明度とか彩度とかがチョット異なると随分違った印象を与えるものです。